僕たちはクラクラとともに生きている

Clash of Clansをプレイする凡プレイヤーが、日々のクラクラ生活を題材にした小説を投稿しています

2016年11月

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あるクラメンの苦悩


awa


みんなと一緒に、明るいところで笑っていたはずなのに。
気づいた時には、暗くて深い海の底。
手を伸ばしてもがいても、身体は浮かぶことなく沈んでいく。
大きな声で叫ぼうとしても、声は形にならずにあぶくと化して消えてしまう。
どうしたら、光ある場所に戻れるのだろう。




いつからなのか、どうしてなのか、まったくわからないけれど、クラクラを起動することに何かひっかかりを感じるようになり、スマホを手にしてもバーバリアンのアイコンを押す指にためらいが生じるようになった。
イベントに出てみたり、別のクランに外出してみたり、トロ上げに取り組んでみたりしてみたものの、自分の中から熱量が湧き出てくることはなかった。

いや、まったく理由に思い当たることがないわけではない。
飽きることなく自分の戦術相談に乗ってくれたあの人がいなくなり、なんだか気力が抜けてしまった。
でも、それが全てではないこと、それだけは自分の中で確信している。

対戦不参加表示。これまでほとんどしたことがなかったのに、いつの間にか不参加の日が増えていく。
確かに、リアルは忙しくなっている。でも、数か月前なら時間をやりくりしていたはず。それも、自分でよくわかっている。

私の気持ちが停滞しているうちに、クランは何人かメンバーが抜け、新しいメンバーが増えていく。
知らないメンバーがチャットを占める割合が多くなっていくことに比例して、自分がクラチャに出る頻度が少なくなっていった。


いったいどうしたら、現状を変えることができるのだろう。
楽しかったあの頃の気持ちに戻れるのだろう。
私はまだ、暗闇の中で1人もがいている。











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【クラクラ・凪の人】ターニングポイント


umi


青天の霹靂だった。
俺が目標としていたプレイヤーが、クランを抜けることになったのだ。
リアルが忙しくなる前に、ガチクランで自分の腕を試したいとのことだった。
そんな理由なら、笑顔で送り出すしかないじゃないか。

彼が脱退した後、その後を追うように、クランの中でも比較的対戦に積極的なメンバーが何人か抜けていった。
当然、チャットは過疎っていき、対戦参加人数も日に日に減っていくようになった。


俺はこれまで、サブ垢も含めていくつかのクランを渡り歩いてきた。
ここの前身となるクランに入った時、早いチャットの流れ、立ち回りを含めた対戦スキル、何よりメンバーひとりひとりが生き生きと楽しんでいることに衝撃を受けた。
その環境を作り上げた当時のリーダーについていけば間違いないという確信を持って、今現在に至る。

この危機的状況をなんとかしなければならない。
最高のクランをつぶすわけにはいかなかった。


それからは、仕事の日も昼休みなんかはチャットに顔を出すようになった。
クラン運営に関する意見交換にも積極的に参加した。
仕事中や接待中にクラクラできるわけもなく、どうしてもインする時間は物理的に制限される。
脱退した彼のようにはいかない部分も大きい。
それでも、こまめにチャットに顔を出し、できる限り援軍を送った。
少しでも、彼のようなプレイヤーに近づきたかったのかもしれない。

クランを何とかしたいという気持ちなのは俺だけじゃないことがわかる。
これまでそれほどチャットに出てこなかった役職者が、クラチャに顔を出してくるようになったり。
前身となるクランで一緒だったメンバーが合流し、メンバー勧誘を積極的に行ってくれたり。
同じ状況下で、同じ危機感を持ち、同じ方向に向かっていける仲間がここにいることを感じて、胸の中にじんわりとあたたかいものが広がった。

そんな中で、あるクラメンがブログを始めた。
それに触発されて、俺もブログを勢いで書いてしまった。
これまでの自分の経験をもとにした内容。
自分の足跡を振り返りたかったのかもしれない。

風の噂で、彼が有名なクランに所属したことがわかった。
ある時は、動画で彼の攻めが紹介されていた。
なんだか自分のことのように嬉しかったし、改めて彼の凄さを実感したものだ。

彼の抜けた穴は大きいが、その穴は、自分が彼のようなプレイヤーになって埋められればいい。
この人達とやっていくと決めたのだから。










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【クラクラ二重生活】ターニングポイント



yuki


1人のサブリーダーが、1週間後のイベントの後、クランを脱退すると表明した。

最初に私の脳裏に浮かんだ言葉は、まずいな、だった。
誰がどう見ても、クランの大黒柱となっている人だ。昼夜問わずイン率が高く、皆のストレスがないよう素早く援軍を入れてくれて、プレイスキルは随一で皆の指導役ともなっている。
そして、チャットから垣間見えるのは、この人は間違いなくいい人だという人間性の高さ。文字だけのやり取りでここまで確信を持てる相手も珍しいと思う。
そしてそれは、たぶん私だけが感じていることではないはずだ。

組織というものは、トップクラスの人材が抜けると必ず変化が訪れる。
彼の脱退表明とほどなくして、数名のメンバーもそれぞれの理由でクランを抜けていった。
まぁ、予想していたことではある。

人数が減った分当然チャットの流れが悪くなり、対戦のない日や準備日の日中は、仕事中にまったくクラクラを起動しなくてもログが流れてしまうことがなくなった。
対戦参加者も10人ギリギリの日が増えていく。
人が集まらないとジリ貧なのは目に見えていたが、これまではそれほど積極的にメンバーの勧誘を行ってこなかったので、そうすぐに人が増えるわけがなかった。

不思議と、移籍するという考えは沸いてこなかった。
勉強や多忙を理由に一時隠居しているメンバーもいる。彼らの戻る場所を失くしてはいけないという責任感もあったけど。
何よりも、今いる自分の居場所を守りたい気持ちが強かったのかもしれない。

リアルの方はと言えば、仕事では部下ができ、ミーティングなどの拘束時間が増え、忙しい毎日が続く。
これまでは仕事が立て込みそうな日や休憩した方がいいなと感じた時など、1週間に1度くらいは対戦不参加にしてまったりクラクラをしていたが、そうも行かなくなってきたなと思い、緑フラグ表示を続けることにした。

通勤の行き帰りや、風呂の湯船につかっている時、寝る前に天井を見つめながら、考える。
クランを維持するために、私にできることはなんだろう。
無理なことをすれば、長続きしないのは目に見えている。
重い腰を上げるべきか否か、幾度となく逡巡する。



数日後、私は1人のサブリーダーにダイレクトメールを送った。

「ダクモカさん♪ 何かありましたか~??」

「ゲスさん」
「ブログ書こうかなと思っているのですが」










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【援軍よろピコ】クラン戦が続く日常の1コマ


"マートさんこんばんわ(^-^)"
"マートン♪ちわっす~♪♪"

・・・いやいや、想像もしてなかったあだ名をつけられたもんだわ。


俺は別に靴屋やスーパー勤めでもないし、どっかのコンビニが好きなわけでもない。
なんだか知らないが誰かがマートと言い出し、皆が俺のことをマートと言うようになった。
・・・ま、いいけどよ。


これまでは対戦に力を入れたクランに入っていたことはなかったので、グロチャで声をかけられてこのクランに入ってから、色々と驚くことばかりだ。
皆が対戦に一生懸命。この前なんか負けが込んだ時、役職者が今後どうしたらいいかチャットでさんざん議論していたもんな。
援軍要請すると誰かがさくっと入れてくれる。これはありがたい。
フレチャレで練習を熱心にやっているクラメンもいる。
なんか、メンバーに熱があるんだな。

役職者はまとまってる。どうやら皆付き合いが長いみたい。
たまに、昔のクランの話をしている。見ているこっちにはさっぱりだが、歴史があるんだねってことはわかった。



photo1


ちょっと休憩。ドラッグストアの駐車場に車を入れ、援軍をもらいマルチに何回か出る。

"次の対戦はマートさんの動きが鍵になりますよ^-^"

ふいに、あるサブリーダーの言葉が白く画面に映った。
おいおい、何言ってんだ。
毎回攻めはバタバタして、なんとかかんとかやってるっていうのに。

"対戦やうちのルールに慣れてきたと思うので、よろしくお願いしますね^-^"

・・・確かに、1か月ほど在籍して、なんとなく雰囲気には慣れてきたとは思うが。

頼りにされてるのは、責任が生まれたようでちょっと重たいが、なんかメンバーとして認められたような気もする。

よし、ひとまずもう1回マルチに行こっかな。


”援軍よろピコ(´・Д・)」”










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【ほろよいクラクラ】今日もお疲れさまでした



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テキーラのショットを飲み干した時の、食道が上から下へ焼けていく、この、いつもの感触。

「はああぁぁ、今日も疲れたぁ」
一口で飲み干し、思わずカウンターに突っ伏した。

「ちょっと、今日はペースが速いけど、大丈夫?」

カウンターからマスターが声をかけてくれる。グラスを磨きながら、苦笑いの混じった顔で。

いつものお店の、カウンターの一番奥の席。いつものお酒とおつまみに、見知った顔のマスターの、お酒を作る慣れた手つき。

仕事終わりのこの空間、この時間が、心底ほっとできる癒しの時間だ。


帰りのタクシーで、スマホをちらりと覗いた。
車内は揺れるのでさすがにクラクラはしないが、ぼんやりとチャットを眺める。
・・・あれ、また対戦に参加してる。
うちのサブリーダーは、気まぐれに赤フラグにしているあたしを、時々何の前触れもなく対戦に参加させてしまう。不参加表示にしているので参加しなくてもいいとは言われるものの、やはりちょっと気になってしまう。
確認すると、ちょうど開戦したばかり。
明日は攻めることはできなくもないか・・・起きたら戦況を確認してみようかな。
うざったいなぁと思いながら、ちょっとだけ胸がさわつく。


クラクラの楽しみ方は、マルチで資源を稼いで、村を育てることだと、あたしは思っていた。
初めて入ったクラン。対戦で全然☆が取れなかったけど、そこのクランの人たちが攻め方を丁寧に教えてくれた。
今でもファーミングが一番楽しいけれど、対戦の楽しさを教えてくれたのは、まぎれもなくあの頃のクランだ。


仕事前にチャットを覗いてみる。

"こんにちは( 'ー' )"
"もんもんさん、お久しぶりです~ヽ(^o^)/ "
"もんもん、空いてるで(笑)"


開戦から12時間以上経っていたが、あたしの同番はまだ誰も攻めていない。
攻め先をとっておいてくれたように残っていることに、ありがたいやらプレッシャーやら、いろんな感情が入り混じった。
ひとまずユニット作って攻めてみたが・・・うーん、納得いかない出来。

2回目は☆1で残っていた格下村を、ひやりとしたが全壊できた。

"ナイパーです♪"
"ありがとうございます(*´∇`)"


どんなに格下でも、やっぱり対戦で全壊できるとうれしいものだ。


ファーミングだけなら、クランに所属しなくたってかまわないはず。
慣れ親しんだ人たちと一緒のクランにいることで、居場所があるという安心感が大きい気がする。

人と人とのつながりが、クラクラの最大の醍醐味なのかなぁ。










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